気をつけたい症状:咳、失神、
特にほとんどの大型犬にみられ、オスの方が1.5倍多く発症すると言われている心臓の筋肉の構造・機能的な病気です。心筋症は拡張性と肥大性の2種類があり、ほとんどの心筋症は拡張性といわれるほど、肥大性は犬の中でみるとまれな病気です。
遺伝性の病気としても有名で、原因は不明。ただ、L−カルニチンが不足していることなどがあげられる場合もあります。
重度の場合は8〜12ヶ月ごろに発症することもありますが、多くの場合は3〜7歳のオスの成犬に発症します。
【拡張性心筋症】
"ドーベルマンの心筋症"と呼ばれるほど、予後が悪いのがドーベルマンがかかる拡張性心筋症です。
通常は体重を指標に判定するのですが、ドーベルマンの場合は筋肉質な身体のためか体重が落ちないことが特徴。(それでも月1回の体重測定が必要。)
拡張性の場合、症状として不整脈があり、他の犬種の多くは心電図で見られる不整脈の原因は心房細動ですが、ドーベルマン・ピンシャーの場合は心室性早期拍動と頻脈(脈が多い、速い)が多いことから、突然死に至るケースが多いと言われています。
ただ、不整脈が発症する前に起こる心室の拡張と収縮の機能障害が判るホルター心電図という24時間監視できる心電図もあり、有益ですがとても高価です。
【肥大性心筋症】
肥大性の場合、普段は正常な犬が多く、ほとんどの場合が突然死によって分かると言われています。
急にストレスがかかった場合などにおきやすく、大型犬の突然死の原因としてまず疑われる病気で、たまに心臓の超音波検査をした場合に見つかることもあります。